動物園のにわか雨

あたたかいきみがことばをはなせたら。

生温い空気。

パニック発作過呼吸起こして、
それも三日連続で、
最後は救急車で運ばれて、
もう何も言えなかった。

棘の一つもない唯の会話で自分の感情がぱちんと弾けて暴れ出す、
それはもう止めようもないこと。

私だって生きていたいのだ。
本当は。
本当に。

誤解されてる。
何度も言っているのに。

死にたくて自傷してんじゃない。
生きたくて自傷してんだ。

でもそれで親を泣かせる。
ごめん。

過呼吸のあと、
仕事を二日、
しかも月末に休んだのが悔しかった。

意地でもこの先皆勤してやるって決めた。

休めという人も居る。
けど。
自分が仕事するって言ってんの、
自分のことやけん自分で決めた。

「けん」。
辛かった徳島での一年間を忘れようとして、
絶対阿波弁なんか喋ってやるかって、
それで育ち言葉の河内弁に戻してたけど、
もう別にええかなって思ったの。

その一年間があって今があるんやん。
そろそろ、思い出してもいいでしょう。

大阪駅は人が多い。
難波駅も人が多い。

難波駅は、
敵のような気がする。

今日も今日とて、
生きる決意をあっさり砕いた。
砕かれてしまった。

はやく逃げ出したくて快急に乗って、
それじゃあ上六で降りる。
もう帰る気力がない。

どうしてでしょう。
難波駅には魔物が居るのかしら。

それとも自分が弱い?

夏の甲子園は熱い。
けど、勝利の裏には敗北があるのね。
負けたら終わり。
嫌という程知っている。

私も9回ウラ2アウト1.2塁、
抗った人間だったけど、
抗ってまだ希望は残した人間だったけど。

負けて泣いたことなんかなかったから、
そもそもその時は当然負けるつもりなんてなかったから、
いざ負けたときも泣くもんかと思ったけど。

不思議なくらい涙が出た。
ベンチ裏でうずくまって、
声をあげて泣いた。
わんわん泣いた。
本気やったねん。

今週も、わんわん泣く日があるかもしれない。
理由は、わからない。
一週間やり遂げたのか、
悔しいことがあったのか、
まあ、なんというか、
まだ来てもない時間について悲観的に考えるのはよくないのかもしれやんけど。

大学時代のサークルのOBOG会、
唯の飲み会やのに、
なぜかわんわん泣いた。

それは、
私が代表やってた頃とは比べもんにならんくらい大きく団体が育ったことか、
私の阪神淡路或いは東日本大震災についての思いを知ってる、
むしろ私以上に考えて活動なさってる先輩がいて、
消化できていなかった女川の話をできて、
やっと少し消化できたのか、
何十人もの仲間がこんな薄暗い性格で病気になりくさった私を励ましてくれたからか、
どれが理由かはわからんけど、
或いは全てが理由かもわからんけど、
わんわん泣いた。

いい歳こいた人間が子供みたいに泣きじゃくる姿はみっともないよ。

でも、旭天鵬関のような力持ちの大男でも、
皆の前で涙を流すこともあるんだと。

でもそれは、やりきった男の涙であって、
今の私にその資格はないよね。

じゃあがんばろう、
ってときに、
難波駅は襲ってくるねん。

上六も居心地の良いもんではない。
でも、先にあるのは鶴橋だぜ?
こわいよ。

私が暴れたときに問いかけられるのが、
「自分に腹が立ってるの?」
という言葉。

わかるわけないやん。
自分が何考えてんのかがわからんねんから。

励ましのつもりかもしれやんけど、
周りの人たちが、
「薬減らしていきましょ。」
って言う。

でも違うと思うの。
ごめんね。

確かに抗鬱剤や安定剤なんか飲みたくないよ。
でもね、
もう断薬なんかできへんの。
薬を二日抜いた後に離脱症状に襲われたとき、
それを知った。

こんなに面倒くさい人間やけど、
みんなとは仲間でいたいねん。
だから仲間はずれにはしやんとってほしい。
今はされてないけど、
この状態が続くんならそのうちされるんちゃうかって思えてね。

後輩と仲良くなりたいなって思って、
昨日ラインを送ってみたりした。
忙しかろうに、迷惑なんやろなと思うねんけど、
親切に、話し相手になってくれた。

なんでラインしたねんやろ?
飲み会の後で酔ってたんかなと思ったけど、
飲み会は一昨日やったし、
その行動に出た瞬間の思考と感情が思い出せやん。

私はもうこんな状態です。
今日が何曜日かもわからない、
頭は日毎に麻痺していって、
このままやと体が動いてるだけの、
唯の細胞の塊になってまう。

感情だけはなくしたくないねん。

それでも感情を消さんと乗り越えられへんのが難波駅で、
だから難波駅が大嫌いでもうどうしようもない、
ってのが今日の話。

ほんまに逃げたいなって思った。
難波駅からなら、名古屋ゆきのアーバンライナーに乗れるねん。
でも逃げられへんのは、明日も仕事があるもんね。

がんばろうよ、仕事。
って毎日自分に言い聴かせてる。