臨港爆走記2
今年の春先、16.5mmゲージを嗜んでみたくて、このような単ころディーゼルカーを自作しました。
酷い出来です。
本当は紀州鉄道のKR205が作りたかったものが、進めれば進めるほどかけはなれてゆき、結局自由形になってしまったものでした。
一応、前回の記事にへっぽこ製作記があります。
この車両ですが、大きな問題がありまして…。
1. 車体がいがみ、ねじれている。
2. 動力の挙動が悪い。
この2点から、結局あまり動かすことなく、眠っていたのでした。
そして今回、2点の改善を主目的として、単ころディーゼルを作り直すことにしました。
今回は実物の模倣は諦め、ハナから自由形です。
大方の市販パーツは前回のディーゼルから剥いてこれるので、予算的にも肩肘張らずにやります。
まず、動力の改良から。
前回の機構は、床板はホームセンター産のアガチス板にIMONギアのローギアモデル、台車枠は日光モデルのDT22、モーターは最初期の鉄コレ動力から剥いたもの、という陣容でした。
このメンツで低速が効かず、これは明らかにモーターが悪いと踏んで、モーターを交換することとしました。
新モーターは、最初期のカトーBトレ動力から剥いたものです。
コイツです。
組み込んだのは、こんな感じ。
(シリコンチューブを跨ぐウエイトは、曲線通過時に支障することから後で外しました。)
これで動力は安定しまして、低速もばっちり、Bトレモーターなかなかやるな、と感心したのでした。
下回りができたので、次は車体です。
前回のディーゼルは、両側面と屋根の3面を一体成型とし、これがねじれの一因だと判断しました。
よって今回はそれぞれの面をセパレートで作ります。
(かけあし)
側面はごく普通の三セクディーゼルぽく。
前回はバス様の折れ戸と連続窓にしたので、車体強度が著しく下がったというのもあります。
屋根裏にも側面裏にも補強の角材をいっぱい入れました。
前面も窓は大きくなく、自分の好みも入れて…、ということで、折妻3枚窓に。
なんか変…。
エンドウ製103系ライトを調達し、おでこにつけました。
窓の位置を下げました。
仮組み。
車体がざっくりと形になりました。
パテでおでこ始め接合部分を埋めて、
サフを吹きました。
続いて塗装です。
どんな色にするか迷いましたが、ポーランドのEN57形電車を模倣することにしました。
マゾフシェ県鉄道の塗装、白と緑の塗り分けに倣います。
白。
裾と扉に黄色。
上半身の緑。
GMカラーのウグイス色を使いましたら、くすんだ色になりました。
屋根の灰色と窓サッシ、ドアレールの銀を塗り、アンテナ、ワイパー、ライトを装着。
概ね形が出来ました。
クーラー、ダクト、ベンチレーターを載せ、窓ガラスを貼って、ひとまず完成としました。
連結器はKDカプラーをおごってみました。
我が家に16.5mmのエンドレスがないため、ひたすら往復運転をしています。
今回はちゃんと動くので、なかなか楽しんでいます。
ジャンパ栓やら配管やら、連結器周りやらと色々付け足すところは多々ありましょうが、まあ、それは追々、ということで。